【劇場版 呪怨 終わりの始まり】ホラー作品の雄|安心の出来映え【感想】


劇場版「呪怨 終わりの始まり」の感想


初稿:2020.05.24
改稿:2020.07.06

2014年に劇場版公開されたホラー作品「呪怨 終わりの始まり」の感想です。


1.劇場版「呪怨 終わりの始まり」とは





あらすじ
小学校3年生の学級担任を急きょ務めることになった結衣(佐々木希)は、
不登校を続けている生徒・佐伯俊雄の自宅を訪問した。

しかしその日をきっかけに、彼女の身に不可解な現象が起こり始める。

その家は、足を踏み入れたもの全てが奇妙な死を遂げる「呪われた家」だったのだ。
少しずつ明らかになる佐伯家の過去。

次から次へと起こる怪事件。

しかし結衣は、この家に導かれるように、再び足を踏み入れる―。
果たして、すべては強い怨念を抱いたまま死んだモノの呪いによる“業"の仕業なのか?

「呪われた家」の知られざる秘密とは……?

引用元
https://amzn.to/36oevFN




2.劇場版「呪怨 終わりの始まり」の感想



キャラクター別にオムニバス形式で物語を描く構成です。

シリーズとおしてひととおり視聴しているつもりですけど、
「呪怨 終わりの始まり」はオリジナルの世界観や物語を綺麗に整え直したような作品です。

作品のイベントを時系列に描くと以下のとおり。


①俊雄が殺害される。家が呪われる
②佐伯夫妻が事件のあった家に引っ越してくる
③佐伯伽椰子が俊雄を生む
④佐伯剛雄が伽椰子と俊雄を殺す
⑤家の呪いが強化



メインの登場人物と作品内の事件の関係性は以下のとおり。


・女子高生の4人が事件のあった家を肝試ししたのが①と②の間。
・不動産屋の女性社員が佐伯夫妻に家を案内したのが①と②の間
・小学校の先生が佐伯俊雄に関わるのが④以降。



そして登場人物別に物語を描くことで視聴している人間には時系列がぐちゃぐちゃになり
ホラー作品としてなかなか不思議な感覚に囚われるのです。
実際には絶妙なバランスで辻褄があっています。

そういうわけで、落ち着いて視聴するとなかなか興味深く、
良く出来た作品の構成となっているのです。

登場している女優さんはみんな綺麗だったり可愛かったりするので、
怖いだけではなく、落ち着いて見ると違った観点で作品を楽しめると思います。

改めて「呪怨」を見ると、「伽椰子」と「俊雄」って物理攻撃を仕掛けてくるのですね。
出来れば精神的に締め上げてくる方が日本向けホラーな印象がありますが・・・

ホラー作品としてはなかなか怖いと思いますが、
落ち着いてみるとそれほどでもないかもしれないです。

オリジナルの怖さを楽しみたい人は以下のビデオオリジナル版の視聴をオススメします。

呪怨 (ビデオオリジナル版)


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