【映画 ゴジラ -1.0】 戦後の東京と巨大怪獣の対峙|ゴジラ映画30作目「ゴジラ -1.0」の世界【感想】


映画「ゴジラ -1.0」の感想---戦後の東京と巨大怪獣の対峙!


初稿:2023.12.10
改稿:2023.12.10
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この記事は先日劇場で視聴してきた映画「ゴジラ -1.0」の感想記事です。



1. 映画の見どころ:過去と未来の狭間で揺れるゴジラ




出典:https://godzilla-movie2023.toho.co.jp/

「ゴジラ -1.0」は、ゴジラシリーズの30作品目にして、その歴史の中でも特に異色の存在です。
監督の山崎貴は、第二次世界大戦直後の日本という独特の時代背景を舞台に、ゴジラを新たな
視点で描き出しています。
神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴らの演技も光り、戦後の日本を生きる人々の姿をリアルに伝えています。


2. 敗戦直後の東京、そしてゴジラ



この作品で印象的なのは、敗戦直後の東京が舞台であること。主人公・敷島浩一が帰還した
東京は焼け野原と化し、人々は日々を懸命に生き抜いています。
この時代背景は、ゴジラの圧倒的なパワーと絶望感を際立たせています。高度な兵器が使えない状況で、
人々はどう立ち向かうのか。この緊迫感は、シリーズの中でも特に目立つ部分です。


3. 国際情勢と自衛の苦悩



また、本作は米露冷戦下の国際情勢を背景にしており、米国が日本を助けない設定は、
国際政治の複雑さを反映しています。
日本政府も自衛隊を動かすことができず、元軍人たちが僅かな駆逐艦と特攻機でゴジラに立ち向かうシーンは、
観る者に深い印象を残します。


4. 人間ドラマの深み



さらに、本作の魅力は、人間ドラマにもあります。主人公が大戦中に同胞を救えなかったという過去を持ち、
見ず知らずの女性と子供を救う姿は、戦後の混乱と絶望の中での希望の光を象徴しています。
浩一と大石典子の関係性も、この混沌とした時代の中での人間の絆の重要性を浮き彫りにしています。


5. 総評



ゴジラ-1.0
出典:https://godzilla-movie2023.toho.co.jp/

「ゴジラ -1.0」は、単なる怪獣映画の枠を超えて、戦後の日本の姿、人間の強さと脆さ、
国際政治の複雑さを描き出した作品です。
戦後の東京を背景にしたこの物語は、ゴジラシリーズに新たな深みを与え、観る者に多くの思考を促します。
歴史と現代、怪獣映画と人間ドラマの見事な融合は、映画ファンならずとも必見です。
ゴジラは怖い!
★4.0です。

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