【少女不十分】西尾維新先生の〇作|ラノベだと思って読むと後悔する【不十分すぎる件】


西尾維新著の小説「少女不十分」の感想|不十分さが十分すぎる件


初稿:2011.11.07
改稿:2023.04.09

不十分な小説を不十分な感想記事でご紹介します。
西尾維新先生の昨今の不十分さを味わえる作品の紹介です。


1.小説「少女不十分」とは




出典:https://amzn.to/40T5qjE

「少女不十分」・・・このタイトルだけでは何のことか一切謎。
そんな本作のあらすじを簡単に紹介します。

あらすじ
少女はあくまで、ひとりの少女に過ぎなかった…、
妖怪じみているとか、怪物じみているとか、
そんな風には思えなかった。

―西尾維新、原点回帰にして新境地の作品。

引用元
https://amzn.to/3ba1sIZ




2.小説「少女不十分」の感想



西尾維新といえばエンターテイメント系の作品が得意な作家さんです。
そんな西尾維新が放つエンターテイメントの対局を行く作品、
それが「少女不十分」なのです。

AMAZONのレビューに反して個人的には微妙と言わざるを得ないです。
本書を読書中はさながらダウン系の薬を飲んでいるような感覚に見舞われます。

「西尾維新作の小説だから面白いに違いない」という考えは間違いでしょう。
本書は読了していない段階で感想を書いたのですが、
読了後の印象も変わりませんでした。

すなわち「面白くない」です。

そもそもこの作品はラノベではないです。
そして、一般小説としてもダメです。

さらに言ってしまうと、致命的に面白くない。

物語は青年が小学生に監禁されるお話でした。
ただしそのエピソードに致命的なほどエンターテイメント性は一切ないため、
読者はただただ苦痛を味わうことになります。

本作品が刊行された当時、ワタシも西尾維新信者だったのですが、
コレは本当にダメです。
何も考えずに書いたんじゃないかと思うほど面白くありませんでした。

一応オチらしきものは最後にあるものの、作品全体が放つ駄作感に見合ったモノで、
読了感もイマイチでした。

西尾維新ブームに便乗して刊行されちゃった感の強い作品でした。
ワタシの中で西尾維新作品卒業のきっかけを作った作品の一つです。



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