【THE DAYS】Netflixが送る3.11の福島原発|緊迫感×恐怖×無力感【感想】


Netflix作品「THE DAYS」の感想---Netflixでなければ実現できなかった3.11福島原発を描いたドラマ作品


初稿:2023.06.10
改稿:2023.06.10
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この記事は「THE DAYS」に関する感想記事です。


1.はじめに



THE DAYS

この本記事では現実に起きた福島原発事故と作中で発生した福島原発事故を分けて考え、
視聴した人に何かの気づきを与えるエンターテイメント作品として感想を綴りたいと思います。
作中でモデルになったと思われる実在の人物に対する批評を行うつもりはありません。

1.1 Netflix作品「THE DAYS」とは




「THE DAYS」は3.11の津波により壊滅的打撃を受けた福島原発事故を描いた事実に基づき作成されたドラマ作品です。
本作品を視聴するきっかけは偶然です。

宣伝画像から受けた印象は率直に言ってしまうとPS5のゲーム作品「The Last of US PartⅠ」です。
あちらは胞子ですが、「THE DAYS」は放射能です。
本作の防護服は射能による人体への影響をできる限り最小化するため着用したものです。

1.2 ストーリー概要


ストーリーのあらすじは以下のとおりです。

あらすじ
2011年3月11日、マグニチュード9.0の巨大地震が発生。日本の首都・東京から225キロにある
福島第一原発を高さ15メートルの大津波が襲い、冷却機能を失った4基の原子炉が次々に暴走を始める。
やがて、メルトダウン、水素爆発の連鎖的な危機が勃発し、福島第一原発は東日本壊滅も想定される
最悪の事態に突き進んでいくのだった……。

企画・脚本・プロデュース:増本淳
監督:西浦正記、中田秀夫
原案:門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)

「THE DAYS」は6月1日(木)よりNetflixにて世界独占配信

引用元
https://www.cinematoday.jp/page/A0008824


本作は8章から構成されています。

1. 福島第一原発は水没しました
2. 避難の必要はありません
3. 放出する放射性物質は少量です
4. 福島を見捨てることになる
5. うちの会社は狂ってる
6. 俺は生きて帰るわけにいかなくなった
7. 撤退基準を決めてください
8. 日本崩壊のシナリオ


1.3 登場人物


主要な登場人物は以下のとおりです。

吉田昌郎:役所広司---福島第⼀原発の所長。
1・2 号機当直長:竹野内豊---中央制御室にいた当直長。
1・2号機運転員:小林薫---ベテラン運転員。
5号機副長:音尾琢真---吉田所長を支える副長。
内閣総理大臣:小日向文世

かなりの数の登場人物がおり、それぞれをベテランの役者さんが迫真の演技で本作は描かれています。


2.感想



感想は一言ではうまく言えないのですが、言葉を選ばずにいえば素晴らしい作品だと思います。
以下3つの観点でワタシの中の感想をまとめてみました。

2.1 緊迫感の理由


緊迫感の理由は間違いなく事実に基づいて本作が作られているためです。
突然の地震により津波が発生。
津波により全電源喪失。
原子力発電所の状態をモニタリングする術が一切失われたという状況から物語は始まります。
地震や水素爆発など予期せぬ事態により打つ手すべてが無効化され、刻一刻と状態が悪化していきます。
緊迫感の伝わり方が他の作品に類を見ないレベルだと思います。
状況が把握できないなか自体が悪化していくというのは、緊迫感を増長させていきます。

2.2 恐怖の理由


本作は怖さの要因としては放射能です。
その怖さを伝える演出が非常にうまくて、ホラー映画のような側面があるように感じていました。
作品を視聴後に監督を調べてみてその理由が分かりました。
二人の監督のうち一人は「中田秀夫」監督だったこと。
中田監督といえば「リング」「仄暗い水の底から」などホラー作品に携わってきた作品。
真っ暗な原発の恐ろしさを非常に秀逸な演出で表現しています。
放射線被ばくによる影響を日本国内で1999年に起きた臨界事故の被ばく者の症状を描くことで
人体への影響をダイレクトに視聴者に伝えています。
もう一人の監督「西浦 正記」が大きな物語を描き、ホラー要素を中田監督が担当したのかなと思いました。

2.3 ヒューマンドラマ


ヒューマンドラマが秀逸です。
泣けます。
見て欲しいとしかいいようがないです。
絶対泣くでしょう。


3.総評



この作品の総評は★5つです。
日本人が福島原発をテーマにドラマを作成したらこれがベストだと思います。
組織の動線も日本人でなければ理解できないでしょうし、日本人に見て欲しいです。

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