【小説 キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘】ぶっ飛んだ設定にぶっ飛んだキャラクター達が繰り広げる「戯言シリーズ」らしさ満点【感想】


小説「キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘」の感想----西尾維新節炸裂!


初稿:2023.05.04
改稿:2023.05.04
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「キッドナプキディング」は、西尾維新のデビュー20周年を記念して執筆された「戯言シリーズ」の新作です。
懐かしくなりつい読んでしまいました。
この記事は「キッドナプキディング」の感想記事です(ネタバレはないようにしています・・・)



1.「キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘」とは




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西尾維新の著「キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘」を読んでみました。
この作品は、誘拐された少女とその犯人のやりとりを中心に展開するサスペンス小説です。
西尾維新らしい独特の文体とトリックが魅力的な一冊ですが、
個人的には良かったところと悪かったところがありましたので、感想を書いてみたいと思います。

1.1 ストーリー概要


あらすじを確認しておきましょう。

あらすじ
首を洗って待ってたかい? <戯言シリーズ>最新作
玖渚盾が挑むのは、古城×双子×首なし死体

私立澄百合学園に通う玖渚盾(くなぎさじゅん)、十五歳。
“パパの戯言”と“ママの法則”を携えた「平凡な女子高生」が、
人類最強の請負人・哀川潤に誘拐されて、
玖渚機関の牙城“玖渚城”に送り届けられてしまう!
彼女を待ち受けていたのは、青髪青眼の少女たちとの邂逅と悲惨な殺人事件。
はたして盾は謎を解き、無事に帰還することができるのか?
新青春エンタの傑作<戯言シリーズ>、大団円の先の最新作、ここに結実!!



1.2 登場人物


以下作中で登場する人物です。名前だけの登場人物は割愛しています。
(参考:https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%AD%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%97%E3%82%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

玖渚盾(くなぎさ・じゅん) ―――――――――― 私。
千賀雪洞(ちが・ぼんぼり) ―――――――― メイド。
哀川潤(あいかわ・じゅん) ―――――――― 請負人。

玖渚羸(くなぎさ・るい) ―――――――――― 祖父。
玖渚絆(くなぎさ・ほだ) ―――――――――― 祖母。
玖渚直(くなぎさ・なお) ―――――――――― 伯父。
玖渚遠(くなぎさ・とお) ――――――――― 従姉妹。
玖渚近(くなぎさ・ちか) ――――――――― 従姉妹。



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2.感想



久しぶりの西尾維新の作品ということもあって、独特の文体に懐かしさを感じながら読みました。
以下「よかったところ」と「悪かったところ」を書いていきたいと思います。

2.1 よかったところ


まず、西尾維新の得意とする言葉遊びや論理パズルが楽しめるのが本作の魅力です。
言葉の意味や使い方に関する謎解きが多く登場し、読者も一緒に考えさせられます。
犯人の正体や動機も予想外で、最後まで飽きさせないストーリー展開には感心します。
ライトノベルということもあり、主人公の玖渚盾は父親譲りの独特な言い回しや発想で魅力的なキャラクターです。
ぶっ飛んだ設定にぶっ飛んだキャラクター達が「戯言シリーズ」らしさを出しています。

2.2 悪かったところ


本作の欠点は、登場人物の感情描写や背景が浅いことです。
会話の大半が雑談で、キャラクターの内面や関係性が分かりにくいです(「戯言シリーズ」の特長とも言えますが・・・)。
犯人も自分の犯行に対する理由や苦悩などがほとんど描かれず、
トリックを仕掛けるための道具に過ぎないように感じられます。
結局、犯人の動機については説明不足で、納得できませんでした。
被害者についても、良いキャラだったということは伝わりますが、さっさと死亡してしまったため、
彼女の存在感や重要性が薄れてしまっています。



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3. まとめ



以上が、「キッドナプキディング」の感想です。
これが、「キッドナプキディング」の感想です。 「クビキリサイクル」ほどミステリー要素は強くなく、
ライトノベルとして楽しめる作品です。
西尾維新の作風は好みが分かれると思いますが、ファンの方にはおすすめできます。
私は星3つと評価します。

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