【映画 大河への道】初の日本地図に隠された歴史ミステリーコメディー|エンディングテーマ「星路(みち)」でひも解く魅力【感想】 | 少年よガジェットを抱け!! TO BE WRITER!

【映画 大河への道】初の日本地図に隠された歴史ミステリーコメディー|エンディングテーマ「星路(みち)」でひも解く魅力【感想】


【歴史ミステリーコメディー】映画「大河への道」の感想|偉人「伊能忠敬」が・・・【おすすめ】


初稿:2022.02.26
改稿:2022.02.16

最初に日本地図を作った伊能忠敬をテーマに大河を作ろうとした物語。
劇場で見てきた感想を玉置浩二作詞作曲のエンディングテーマ曲「星路(みち)」に紐づけて残しておきたいと思います。ネタバレあるので要注意。


1.映画「大河への道」とは




出典:https://youtu.be/NiJzTR3xoc8
映画「大河への道」は2022年5月20日に劇場で公開されました。
立川志の輔の落語を原作にした作品で、主題歌が玉置浩二ということもあって注目していました。

公開初日に映画館で観てきました!
素晴らしかったです!!・・・っと、感想は後段で語るとして、あらすじを紹介しておきます。

あらすじ
「伊能忠敬は地図を完成させてない。だからドラマにはならない!」
千葉県香取市。市役所の総務課に勤める池本保治(中井貴⼀)は、市の観光振興策を検討する会議で意見を求められ、
苦し紛れに⼤河ドラマ制作を提案。思いがけずそれが通り、郷土の偉人、伊能忠敬を主人公とする大河ドラマの企画が
立ち上がってしまう。ところが企画を進めるうちに、⽇本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかった!?
彼は地図完成の3年前に亡くなっていた!という驚きの事実が明らかに……。
江戸と令和、2つの時代を舞台に明かされていく⽇本初の全国地図誕生秘話。
そこには地図を完成させるため、伊能忠敬の弟子たちが命を懸けて取り組んだとんでもない隠密作戦があった――。

引用元
https://movies.shochiku.co.jp/taiga/

エンディングスタッフロールで玉置浩二作詞作曲のエンディングテーマ「星路(みち)」が流れるのですが
これが物語と物凄くリンクしていて、上映終了後にもしばらくの間余韻が残りました。

ということでエンディングテーマ「星路(みち)」と紐づけて感想を残しておこうと思います。
いってみましょう!

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2.「星路(みち)」で語る感想



以下「星路(みち)」の歌詞をピックアップしつつ、物語の感想を語ります。

誰も知らないだろう。
見たこともないだろう。


信じられないだろう
考えられないだろう


伊能忠敬の偉業と日本地図を連想させますね。
作成された江戸時代、誰も正確な日本地図の全容をしらないし見たこともなかったのです。

輝く星が涙流すことを

測量にあたって星の位置計測は必須でした。
そういったわけで、伊能達がなした偉業に星たちも涙なくしてはいられないといった印象をうけました。

耐え抜いてきたんだろう
逃げ出したかったろう
託したその想いはいつかかなうだろう


伊能忠敬は日本地図の完成を待たず他界していました。
その想いを継いだ名もない人々が伊能忠敬の名のもとに日本地図を完成させたのでした。
江戸時代、伊能忠敬は幕府からの資金援助をもとに日本地図の作成を試みていたわけですが、
自分の足で測量するしかなかった時代、途方もない労力を費やして伊能は地図作成に取り組んでいました。

そして亡き伊能の思いを継いで、あたかも伊能が存命しているかのように幕府を謀りつつ、
ばれたら死罪というリスクを背負いながら日本国のために地図を作製をおこなった人たちの熱い思い。
この詩からそれらを彷彿とさせます。

実際、完成した日本地図を見て将軍が伊能に対してねぎらいの言葉をかけるシーンでは胸が熱くなります。

時を超えて君を照らすだろう
僕がいる夢があるたどり着く道がある


日本地図作成という試みは200年の時を超えて現代にもその偉業は伝わっています。
伊能達が心血を注いで完成させた初の日本地図とともに。
つまり夢があればどんな途方もないことであっても、きっとたどり着く道がきっとあるということですね。

本編では日本地図を作製した伊能忠敬を主役にした大河ドラマのプロットは完成しませんでした。
なにせ伊能忠敬は日本地図を完成させていないので・・・
でも中井貴一演じる総務課主任池本はあきらめず、脚本家に弟子入りして自らの手で物語を
作成する様を描いて物語は幕を閉じます。
とても深イイ話ですよね。

実は「星路(みち)」という歌は映画本編を見る前にCDで購入して聴いていたのですが、
思った以上に「大河の道」という物語とリンクしていました。

「大河の道」はとっても素晴らしいお話で泣ける場面あり笑える場面ありで万人にお勧めできる作品だと思いました。



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