【Gainward RTX3080】再加熱・・・仕方ないのでサーマルパッドをおかわりしてみた【仮想通貨マイニング】
2021/09/06
先日「Gainward RTX3080」を壊しかけつつも、サーマルパッドによる熱対策を行いました。
でも、気づくとファンがフル回転している状態に・・・
この記事では再加熱している「Gainward RTX3080」にサーマルパッドのおかわりをした記事です。
目次
1.熱ちちな「Gainward RTX3080」の状態
2. サーマルパッドのおかわり
2.1. バックパネル開封
2.2. ここに対策
3. まとめ
4. 考察~どうして再び熱くなったのか~
5. おまけ
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1.熱ちちな「Gainward RTX3080」の状態

ファン回転数100%!!
「NiceHachQickMiner」の「Lite」モードでマイニングしているときの状態です。
サーマルパッドの交換をしていない状態だと100度超えてくるので、前回の作業が無駄だったという
わけでは決してありません(そう信じています・・・)
ハッシュレートもイマイチ。
なのにメモリージャンクション温度は96度。
なにより100%全開のファン音がやかましくて・・・
朝見たらNICEHASHがアプリケーションエラーで死んでました。
これはグリスの塗り直しとサーマルパッドの張り直ししかないかもしれません。
「お前の出番だぜ!」
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PC本体から「Gainward RTX3080」を取り外しました。

さあ、始めますか。
2. サーマルパッドのおかわり
2.1. バックパネル開封

バックパネルを眺めながら、どこのサーマルパッドを張り直すのか・・・
グリスの張り直しまでするのは、大分面倒臭い・・・
バックパネルにもメイン基板を冷やすようのサーマルパッドを貼っていたので
今回はここにサーマルパッドを追加することにしました。

2.2. ここに対策
サーマルパッドをあらためて貼り付けた場所は以下のとおり。濃い青箇所だけです。
前回張り替えた薄いブルー部分のサーマルパッドはそのままにしています。

VRAMの裏面に3cm×3cm、厚さ2mm + 1mmを重ねたサーマルパッドを1枚。
GPUの裏面に3cm×3cm、厚さ2mmのサーマルパッドを1枚。
バックパネルを仮に閉じて、サーマルパッドと基板がきちんと接触することを確認して
ネジ止めしました。
2.3. 対策結果
パソコンに「RTX3080」を取り付けて、「NiceHachQickMiner」の「Lite」を動かしてみました。

VRAM:94度
ファン:67%
ハッシュレート:88.82MH/s
VRAMの温度が94度という高めのようですが、
「NiceHachQickMiner」のターゲット温度なので問題なし。
ファンも随分静かです。
これはサーマルパッドをおかわりすることで再冷却化に成功したようです。
ふぅ、よかった。
3. まとめ
というわけで、今回はバックパネルを外す程度の分解で済みました。
冷却効果が数値に確認できたの大きいですね。
それにしても、回数をこなしてくるとあまり分解作業に躊躇がなくなっていることが怖いですが・・・
4. 考察~どうして再び熱くなったのか~
以前サーマルパッドを貼ったことで確かにVRAMの温度低下に成功したのですが、
どうして温度が上がっていたのか・・・
ちょっと簡単にその原因を振り返ってみました。
おそらくバックパネルのネジが緩んでいたからではないかという説。
前回の作業の中で1本ネジバカになってしまったので、
締めすぎないように気持ちゆるめにネジ止めしていたような記憶が・・・(汗
そんなわけで前回張り替えたサーマルパッドによる冷却効果が時間と共に低下したものと推測しました。
今回はネジバカにならない程度にしっかり止めたので大丈夫だと思います(苦笑
バックパネルを止めるネジバカになると手の施しようがない状況になるので、
怖いですね・・・(><)
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5.おまけ
RTX3080をバックプレートを外す程度ですむ冷却方法です。
実はRTX3080の熱さも個体差があるようです。
気づけばあっという間に100度越えしちゃうRTX3080なわけですが、
ここ最近入手したモデルは冷却性能は比較的優秀です。
グリスや冷却パッドの質が変わったのかは謎ですが、NiceHachQickMinerの「LITE」モードなら
100度超えません。
・・・
しかし!
サーマルパッドが余っているのでバックパネルに追加することにしました。

左下にピンクのパッドがあるのですが、全張り替えする場合は忘れないように。
VRAMの裏側部分とGPU部分の裏側に相当する場所にサーマルパッドを貼り付けました。
灰色の部分がおかわりしたサーマルパッドです。

さて、どうなったでしょう。
PCに追加して「NiceHachQickMiner」を起動したところ、途中でPCが落ちました。
電源ボタンを押すと以下のようにグラボ付近がオレンジに光ります・・・
でもBIOSが起動せず・・・

うーん・・・壊れた?
ということで、パソコンの復旧作業に手をだすことになりました!
いやぁ、ワクワクしますね!
・・沼だ・・