【MVNO競争激化】2021年春の陣|いろんな放題の通信業者をピックアップ【ドコモ系MVNO編】
2021年3月に大手通信キャリア各社が通信料金の大幅値下げプラン導入、
合わせて格安SIM(MVNO)の料金プランの競争もかなる激化しています。
この記事はワタシの転出先の検討備忘記事です。
1.MVNO(格安SIM)とは
MVNOとは簡単にいってしまうとドコモやKDDI、ソフトバンクといった大手通信キャリアから
ネットワークを借りて通信サービスを提供している事業社です。
正式名称は仮想移動体通信事業者です。
MVNOが提供している通信サービスを指して多くの場合、格安SIMと呼んでいます。
(UQモバイルやYモバイルのようなサブブランドを含める場合もあります)
現在ワタシの主回線は日本通信の「b-mobile」を使用しています。

出典:http://nihontsushin.com/
「990ジャストフィットSIM」というプランを利用しています。
1ヶ月あたり990円で通信容量1GB、通話料30秒あたり11円(アプリ発信)です。
各MVNOのプラン改定で「990ジャストフィットSIM」と似たプランが増えましたが、
日本通信がかなり先行した料金プランを提供していたことが分かりますね。
このプラン自体結構お気に入りです。
スマートフォンでSIM2枚挿しのDSDS構成の場合大変重宝しています。
ただ、MNP転入・転出料を各通信業者が無料にする流れが出来つつあるので、
ちょっと冒険してみたくなるのも事実。
そういったわけで、いくつかの観点でMVNOを検討してみました。
2.MVNOの選び方
2.1 通話重視
LINEを使えば通話料金をかけずに連絡のやりとりが出来るのも事実なのですが、
一方で通話料無料を重視するシニア層も結構多かったりします。
では通話し放題なMVNO業者がいくつかあるのかというと、通話し放題なプランを
提供しているMVNOは今のところ2社です。
それが「OCNモバイル」と「日本通信」の2社が提供しているプランです。
・OCNモバイル
安定安心のNTTグループのMVNO、それがOCNモバイルです。
今のところドコモサブブランドではなく、独立したMVNOとして闘っているようです。

出典:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html
当初新プランを3月中旬に発表する予定だったところが、何故か3月末まで延期。
それもしれっと発表されていた、ずっこけそうになる顛末でした。
良く言えば満を持して発表された最後発となるのOCNモバイルの新プランとなっております
正直他社の新料金プランが想像以上に攻めたものが多く、同じNTTグループである
NTTドコモと競合しないように料金プランの内容の調整に時間を要したものではないかと推測されます。
その証拠にNTTドコモと被らないように大容量プランをカットしています。
経緯はともかく最後発の強みが何かを確認してみました。
他社との比べた際の強みは「完全通話放題のオプションプラン」を投入してきた点ですね。
1GBのデータ通信量にかけ放題オプションを付けて2200円(税込み)です。
3GBのデータ通信量にかけ放題オプションを付けても2420円(税込み)です。
MVNOがかけ放題プランを提供するのはなかなかハードルが高いようです。
ただ、さすがはNTTドコモグループということで、お値頃なオプション費用でかけ放題を
用意してきましたね。
正直、後出しだけあって安いです。
そして通話はアプリ発信ではないという点も大きいです。
またOCNモバイルといえば端末と音声回線のセット販売が強みです。
新料金プラン発表のタイミングでセールを開催中ですので、「完全通話放題のオプションプラン」と
スマートフォンの買い換えを検討中の方にはうってつけのMVNOだと思います。
・日本通信SIM「合理的かけほプラン」
ワタシが使用しているb-mobileの別ブランドです。
日本通信は長らくドコモと接続料について協議を続けてきました。
「合理的かけほプラン」はそんな日本通信の地道な努力の結晶だと思います。

出典:http://nihontsushin.com/plan/goriteki.html
実際のところ昨年からしれっと提供開始されていたサービスだったりします。
ドコモと日本通信間の接続料金料に関する協議が不調に終わったというプレスリリースが
出た際にはヒヤヒヤしましたが・・・無事合意されてホッとしました。
「合理的かけほプラン」のプラン概要は、
3GBのデータ通信量とかけ放題プランで2728円(税込み)となっています。
後発のOCNモバイルの料金プランと比較すると若干高めです。
とはいえプラン自体が極めてシンプルなので「合理的かけほプラン」でも良い気がします。
MVNOで「かけ放題プラン」を選ぶとなると、2021年3月末までは「合理的かけほプラン」一択だったのですが、
2021年4月以降となるとOCNモバイルかなぁ・・・
2.2 データ通信量重視
MVNOに大容量通信を求めるのは少し違う気もするのですが・・・
MVNOの新プランも大抵10GB~20GBをターゲットにしたプラン設定をしているようです。
そんな中で大容量プランを提供しているMVNOのなかでワタシが選んだのはこの1社。
・LinksMate
こちらはスマートフォンでゲームをする人に向けたMVNOです。

出典:https://linksmate.jp/
最大1TBの通信容量プランで49500円!(SMSと音声通話別)
正直お値頃なのかどうかもよく分からないです!!
実質1TBというプランなので厳密に放題とは言えないモノのモバイルデータ通信という意味では、
放題と言ってもよいのではないでしょうか。
ドコモの「5Gギガホ」プランは月額8415円(税込み)
LinksMateに当て嵌めると100GBで月額8305円(税込み)になります。
一見お得なところがないように見受けられますが、大容量の通信データ容量を複数SIMで共有できる
ところが大きなポイントです。
100GBを4人で使えば1人当たり約2000円で利用できます。
ファミリー向けのプランとしてはなかなかパフォーマンス良いかも。
LinksMateのメリットは20GB以上の通信プランであればデータ容量を使い切った後でも通信速度の制限が
1Mbpsと実用的な制限となっています
(ただし3日間、1Mbpsで300MB越えるとさらに通信規制がかかるようですが・・・)
現在ワタシは20GBプランを契約中です。
使い勝手の良さは以下の記事を見て下さいませ。
■【LinksMate】低速モード1Mbps実測(20GBプラン以上)|はたして動画視聴に耐えられるのか【感想】
https://yoshinagon.com/blog-entry-1820.html
いくつか持っている他のドコモ系MVNOの回線を解約してLinksMateに集約しようか迷っています。
それでデータ容量が不足すれば容量の大きなプランに変更すればよいかなと。
2.3 コスパ重視
コストパフォーマンスを重視するのであればnuroモバイルかIIJmioが有力な候補だと思います。
IIJmioは4月3日時点大人気御礼中ということで、新規申し込みを裁き切れていないようです。
というわけでここでは「nuroモバイル」を紹介します。
・nuroモバイル
ソニーグループのMVNO業者です。

出典:https://mobile.nuro.jp/
ワタシのメイン回線のMNP転入先候補がnuroモバイルです。
ドコモ回線とソフトバンク回線を提供しているMVNOです。
毎月792円でデータ通信量3GBの音声SIMを提供しています。
今のところMVNO各社の中で最も最廉価なプランの一つだと思っています。
MVNOあるあるの混雑時間帯の通信速度低下についてどの程度のものかは実際に使用してみて
レポートしたいと思います。
3.まとめ
2021年の春にIIJmioやmineo、biglobeモバイルといったMVNO各社のプランが一気に多様化しました。
今時点MVNOが提供している「かけ放題プラン」は2社だけです。
ただ今後MVNOとMNO間の接続料が下がることで安価な「かけ放題プラン」の登場に期待しても良さそうです。
データ容量は10GB~20GBのサポートが一番熱いプランですね。
通信速度が制限された際でも1Mbpsで使えるMVNOが今後増えてくるかもしれません。
いずれのMVNOもプラン改定して間もないので、半年~1年かけて様々なキャンペーンや更なる斬新なプラン投入に
期待しても良さそうだと思います。
<関連記事>
【LinksMate】低速モード1Mbps実測(20GBプラン以上)|はたして動画視聴に耐えられるのか【感想】
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