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【読書中】「吉田の日々赤裸々『ファイナルファンタジーXIV』はなぜ新生できたのか」興味深い!

電子書籍を漁っていたら面白い本を発見した。
かの「FFXIV」の仕切り直しの件について結構突っ込んだコラムをまとめた著書です。

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タイトルは「吉田の日々赤裸々『ファイナルファンタジーXIV』はなぜ新生できたのか」(以下「裸々FF」)です。

知ってる人は知ってるかもですが国民的RPG「ファイナルファンタジー」のナンバリングタイトル
「ファイナルファンタジーXIV」はオンラインRPGとして発表されサービスインしたものの酷い出来で
ネットで大炎上した作品でした。

「ファイナルファンタジーXIV」のWikiからどんな状態でリリースしてしまったのか引用してみよう。
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(以下抜粋)
しかし、実際に正式サービスが始まって以降は、ユーザーインターフェースの構造問題、無数の致命的バグ、
システム上あるいは仕様上の欠点・欠陥、メールシステムなどのインフラの欠如、コンテンツの無さ、
ゲームバランスの問題などMMOゲームとしての基本的システムについての不満がユーザーより数多く出るよう
になった。これらの不満点はベータテスト時代から報告が出ていたが、実際には正式サービスまでに改善されることは
なかったものである[4]。

そのため、無料期間を延長する等の措置を行うも、不満の声は収まらず、ついには公式サイトにおいて
スクウェア・エニックス社長である和田洋一による「お客様からファイナルファンタジーとしてご期待いただいている
水準に達していないと、深く反省するとともに、心よりお詫び申し上げます」との謝罪文とプロデューサーの更迭も含む
開発体制の大幅な刷新、当面の課金無料の継続とPlayStation 3版の発売延期を発表するに至った[5]。
その後、開発を根本からやり直した『新生FFXIV』への移行計画が発表されたため、本バージョンはわずか2年で
終了することになった。

(以上抜粋)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%83%BCXIV#.E3.83.95.E3.82.A1.E3.82.A4.E3.83.8A.E3.83.AB.E3.83.95.E3.82.A1.E3.83.B3.E3.82.BF.E3.82.B8.E3.83.BCXIV.EF.BC.881.0.EF.BC.89
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「ファイナルファンタジー」は既に「ファイナルファンタジーXI」という作品で見事にファンの期待に応えた
実績があったことから「ファイナルファンタジーXIV」に対しても非常に期待されていました。

「裸々FF」によればFFシリーズのリリース直前には全社をあげて手を打つところを、他のタイトルの都合上それが
出来なかったそうな。開発要員の数は限られているので仕方ない・・・とはいえスクエニの看板タイトルを
失墜させた状態には著者であるスクエニ社員の吉田さんにも忸怩たる想いがあったようで、和田社長に直談判したそうな。

通常のMMORPGであれば、こういう酷い状況であればサービス自体終了する選択肢もあったものの、
FFシリーズのナンバリングタイトルだけにその選択肢は企業的には選べなかったわけです。

顛末は本書を読んで欲しいと思うんだけど、
結局作り直すことになり、「旧FFXIV」を「新生FFXIV」で仕切り直すことになったそうな。

なんせ「旧FFXIV」の課題は1万を越えていたそうで、作り直さざるを得ないというのはやむを得なかったようだ。
「旧FFXIV」から「新生FFXIV」への世界へ切り替えるには旧世界を一旦滅亡させるという吉田氏の発想と決断で
決まったそうだ。

■FINAL FANTASY XIV - Flames of Truth


MMORPGの運営の難しさや、マーケティングの大変さなんかはホントに大変なようです。
直接オンラインゲームに携わったことはないものの、一度サービスインしたサービスを作り直して仕切り直すことの
大変さは理解出来るんですよ。

「旧FFXIV」の仕切りがよろしくなかったのは仕方ないとして、「新生FFXIV」という形で復活させた開発メンバーは
本当に大したものだと思います。


他にも面白いエピソードが沢山コラム形式で紹介されているのでFF好きの人には読んで欲しいですね。

■「裸々FF」


■PC版


■PS4版


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